2011年10月25日

巻上下電動、横行走行手動式クレーン

巻上下電動、横行走行手動式天井クレーンを設置しました。

以前、オール手動(ギヤード式)クレーンの紹介記事で

クレーンとは
「荷を動力を用いてつり上げ、
 およびこれを水平に運搬することを目的とする機械装置をいう」


というお話をしました。
荷のつり上げを人力で行う機械装置は、
荷の水平移動は動力で行ってもクレーンには含まれません。
逆に荷のつり上げを動力で行うならば、
たとえ荷の水平移動は人力で行ってもクレーンに含まれます。
したがって、今回の場合には、荷を動力を用いてつり上げているので
クレーンに該当します。



設置報告書の提出も必要ですし、
クレーン等安全規則第34条、35条の定期自主検査の適用も受けます。



お時間がございましたら是非ホームページもご覧下さい。
https://www.fuji-kougyo.co.jp/  


Posted by 不二工業株式会社 at 08:43法規関係

2011年06月23日

手動式5t天井クレーン

巻上・横行・走行共に手動の天井クレーンの紹介です。


【クレーンの定義】
荷を動力を用いてつり上げ、およびこれを水平に運搬することを目的とする機械装置をいう

したがって、荷のつり上げのみを行う機械装置はクレーンではなく
荷のつり上げを人力で行う機械装置は、荷の水平移動は動力で行ってもクレーンには含まれません
逆に荷のつり上げを動力で行うならば、たとえ荷の水平移動は人力で行ってもクレーンに含まれます



クレーンの定義からすると、今回ご紹介のクレーンは
巻上に動力を用いていないのでクレーンではないことになりますが
あえてここでは手動式天井クレーンと言わせていただきます。





このギヤードトロリ式天井クレーンは
ハンドチェーン(手鎖)を巻くことで巻上下・横行・走行をさせます。
電動よりも微調整はしやすいかもしれません。




しかし、吊りフックが巻き上がっている状態でも
ハンドチェーン(手鎖)は床面近くまで常に下りていますので
導入検討の際にはハンドチェーン(手鎖)の存在を認識し
吊り荷や周辺機械装置などにハンドチェーンがぶつかる心配が無いかまで
検討する必要があります。



お時間がございましたら是非ホームページもご覧下さい。
https://www.fuji-kougyo.co.jp/
  


Posted by 不二工業株式会社 at 09:21法規関係

2009年09月28日

4.8t無線操作式天井クレーンのクレーン運転資格について

4.8tダブルレール形天井クレーン 2基 の工事が完了しました。



今回のクレーンは、無線操作式の天井クレーンです。
無線操作式の天井クレーンは、5t以上の場合には、クレーン運転免許が必要ですが
5t未満の天井クレーンの場合には、クレーン運転の業務に係わる特別教育で運転が可能です。


ホームページはこちら
https://www.fuji-kougyo.co.jp/
  


Posted by 不二工業株式会社 at 15:58法規関係

2009年03月14日

親子式ホイスト付クレーンとホイストを2台乗せたクレーンの違い

1台に2つのフックを有する親子式ホイストを使った天井クレーンと

2台の独立したホイストを使った天井クレーンの違いについてご紹介します。


親子式ホイストを使用した天井クレーン
 使用目的は、小容量時のスピードアップ!


写真は 40t/10t の天井クレーンと 10t/3t の天井クレーン

大容量のホイストは巻上速度が遅いため、
大容量の頻度が少なく、小容量の頻度が高い場合に
親子式ホイストにすることで、小容量時のスピードアップが図れます。
天井クレーンとしての容量はスラッシュ( / )を使用して
親モーター、子モーターの容量を表示します。
親子式天井クレーンは親側の定格荷重の容量で設計されます。
(親子同時操作は不可です)


ホイストを2台搭載した2フック式天井クレーン
 使用目的は長物等の共吊り!


写真は15t+5t (20t) クレーン

ホイストを2台乗せる2フック式天井クレーンは
2フックで同時に物を吊り上げるタイプのクレーンです。
長物の共吊りに使用されます。
ホイストがそれぞれ独立して横行できるため
フック間の距離を変えられるのも特徴です。
この場合、天井クレーンは2台のホイストの合計容量となります。
合計容量が3tを超える場合には落成検査(および性能検査)の対象となります。



是非ホームページもご覧ください。
https://www.fuji-crane.com/  


Posted by 不二工業株式会社 at 12:46法規関係

2009年03月06日

天井クレーンの点検設備について

3ton以上の天井クレーンを設置する場合には点検設備が必要です。

クレーンガーター上に点検歩道の無いシングルガータークレーンの場合

建屋側に、クレーン、ホイストの点検・修理が行える点検歩道、点検台が必要です。

歩道の幅は、建造物や設備との間に60cm以上必要(柱に接する部分は40cm以上)

と定められていますが、シングルガータークレーンの場合には

点検歩道面が、走行レールの下側になりますので、

クレーン等安全規則第14条で定められた上記の寸法以上の幅が必要です。




どれくらいの大きさがあればホイストを引き込むことができるか、

また、歩道面の高さをいくつに設定すればよいかなどは

全て、天井クレーンやホイストの設計に左右されますので、都度ご相談下さい。



ホームページはこちら
https://fuji-kougyo.co.jp/



  


Posted by 不二工業株式会社 at 14:50法規関係