2008年06月22日

ローヘッド形ホイストと普通形ホイストの違い

どこのホイストメーカーも普通形とローヘッド形というホイストを出しています。

シングルガーター式の天井クレーンの場合、このどちらかのタイプを選ぶ訳ですが

ではどこが違うのでしょうか。



まずは 普通形ホイスト

ローヘッド形ホイストと普通形ホイストの違い

特徴は、巻き取りドラムとクレーンガーターが平行であること。

3t未満のワイヤーが2本掛けのホイストの場合

ガーターに平行なドラムに重ならないようにワイヤーが巻かれているため

巻き上げる(巻き下げる)にしたがってフックの位置が微妙にずれていきます。

フックの上限と下限では100mm程度変わってきます。



次は ローヘッド形ホイスト

ローヘッド形ホイストと普通形ホイストの違い

特徴は、巻き取りドラムとクレーンガーターが直角方向であること。

ワイヤーロープが巻き取りドラムの中央に向かって

ドラムの両端から巻き取られている4本掛けのため

上限と下限でフックの位置が変わらないのが特徴。

ローヘッド形ホイストの最大のウリは

揚程(吊りシロ)が普通形よりも高く出来ること!

普通形と比較して300~500mm程度高く吊上げることが可能なため

天井が低いが揚程を確保したい場合にお薦めです。

価格は普通形に比べて10~30%割高ですが

揚程確保のため、工場を高く建てる建築コストと比較すると

意外と割安なのかもしれません。


ご用命は是非不二工業株式会社まで。

ホイストの販売のみでも対応致します。


ホームページはこちら
https://www.fuji-kougyo.co.jp/



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Posted by 不二工業株式会社 at 23:54 │ホイスト